音声入力で、伝わるプルリクエストの説明を書く
変更はできたのに、プルリクエストの説明欄には「ドキュメントを更新」としか書いていない。変更した理由も、相談したい箇所も、確認した内容も頭にはある。それを文章にする段階で、手が止まることはありませんか。
そんなときは、隣にいる同僚へ説明するつもりで音声入力し、文字になった内容を整理してみましょう。GitHubのレビューに関するガイド(英語)でも、変更の背景を伝えることが重視されています。ここでは、自分の説明を下書きにする手順を紹介します。
1. 変更内容を見ながら話す
Macで変更したファイルを開き、下書き用の文書やプルリクエストの入力欄と並べます。話す前に実際の差分を読み、今日やろうと思っていたことではなく、今回の変更に含まれることを説明しましょう。
最初は「開発参加ガイドに環境準備のチェックリストを追加しました」のように、結果を一文で述べます。正確なファイル名、課題番号、コマンドは編集時にコピーすればよく、一文字ずつ読み上げる必要はありません。
2. 五つの問いに短く答える
次の項目ごとに少し間を置き、短いまとまりで話します。
- 何を変えたか: 編集操作の一覧ではなく、変更の結果。
- なぜ必要か: 解決したい問題や、足りなかった説明。
- どこから見てほしいか: 特に確認してほしい箇所。
- 何を確認したか: 実施済みの確認と、その結果。
- 何が残っているか: 未解決の疑問、未確認のケース、今回の範囲外の作業。
リポジトリに説明文のテンプレートがある場合は、その見出しを使います。音声入力のために、チームの書式を変える必要はありません。
3. 話した内容をレビュー用の案内に整える
次は架空のドキュメント変更の例です。TypeFreeの機能を説明するものではありません。
開発参加ガイドが環境準備済みの状態を前提にしていたので、準備のチェックリストを追加しました。まず前提条件の節を見てください。プレビューからリンクを開き、移動先は確認しました。ただ、新しい環境で最初からセットアップはしていません。前提条件に抜けがないか見てほしいです。インストールのコマンドは変更していません。
この下書きを、次のように分けます。
概要: 開発参加ガイドに環境準備のチェックリストを追加。インストールのコマンドに変更はありません。
理由: 初めて参加する人に、必要な準備を明示するため。
レビューの観点: 前提条件の節に、足りない手順がないか。
確認済み: ドキュメントのプレビューから各リンクを開き、意図したページへ移動することを確認。
未確認: 新しい環境で、セットアップを最初から最後まで実施すること。
これは説明文の例であり、そのまま使える検証結果ではありません。確認欄は自分が実施した内容に置き換えます。「これから試す」は確認済みではなく、未実施の作業に残しましょう。
4. 正確さが必要な箇所を見直す
ファイル名やリンクは元の資料からコピーし、今回の変更に対応しているか確認します。「コマンドを変更した」と「コマンドを変更していない」では意味が逆です。否定表現も重点的に見直してください。
試行錯誤の過程は、判断の理由を伝えるために必要な部分だけ残します。午後の作業をすべて書き起こすより、最終的な変更の意図を伝えることが大切です。未解決の疑問を、断定的な文章に変えてしまわないようにしましょう。
5. 具体的な確認依頼で締めくくる
「何か意見はありますか」ではなく、「初めて参加する人に必要な準備が、この一覧でそろっていますか」と聞きます。共有前に、説明文を実際の差分や確認結果と照らし合わせてください。
関連する作業には、わかりやすいバグ報告を書く方法と音声入力でドキュメントを書く方法も役立ちます。
TypeFreeは、話した内容を編集可能なテキストに変え、文章をすばやく書くためのシンプルな方法です。次のプルリクエストで、まず変更の意図を話してみましょう。正確な参照情報を加え、内容を確認してから投稿します。